林泉寺は焼津インター近くにある明るいお寺です。
永代供養、動物供養のことなどご相談ください。坐禅や写経も行っておりますので気軽にご参加ください。
寺子屋ではたくさんの子供達がお寺を親しんでくれています。

2023年2月

動物供養・坂田りりちゃん、増田イヴちゃん

2月にワンちゃんの納骨が2件ありました。
一軒は坂田さんちのりりちゃん女の子。
柴犬の16歳でした。お母さんと息子さんの二人で納骨に来ました。
16年一緒に暮らしていると本当に家族なんだという感じがしました。
供養塔を作って、納骨しました。
短いお経ですが、供養させて頂きました。
もう一軒は増田さんちのイヴちゃんです。
女の子です。13歳でした。
ご夫婦と、お孫さんとひ孫さんといらっしゃいました。
奥さんが体調が悪そうでした。
病気のところにイヴちゃんが亡くなられてしまったようで、大変気落ちされていました。
林泉寺の供養塔は明るくきれいなので、イヴちゃんは落ち着いて住んでいただけると思います。
安心してください。お体早く治してください。
供養塔を作りご供養させて頂きました。

2023年の春のお彼岸

春のお彼岸

お彼岸は自然やご先祖様に感謝を捧げる仏教の伝統行事。
春分の日から前後3日間(合わせて7日間)がお彼岸の期間です。

2023年は、3月21日が春分の日ですから、18日~24日がお彼岸となります。

3月18日(土)彼岸の入り
3月21日(火)中日(春分の日)
3月24日(金)彼岸の明け


春分は二十四節気(太陽の動きをもとに1年を24分割した暦)のひとつで、
一年のはじまりの季節です。
春分の日は、昼と夜の長さが全く同じになり、この日を境に昼がだんだん長くなっていき夜が短くなる、季節の節目となる日です。
冬が終わりを告げ春の訪れが感じられるこの日を、昔から人々は自然に感謝し春を祝福する日として祝ってきたのです。


お彼岸はお盆のような決まった飾り付けはせず、お墓参りをして、ぼたもちなどをお供えします。
お彼岸期間のお墓参りは、お彼岸の期間中であればいつ行っても大丈夫です。
彼岸入りの日を、日頃なかなか手入れが届かないお仏壇やお墓などの細部まで手入れする日にして、同時に先祖や家族のことを考える時間にしてみましょう。

節分

2月3日節分。
林泉寺の節分は、夕方から夜7時くらいに本堂から庫裏に掛けて部屋前部に豆まきをします。
先代より、窓を開けて鬼は外をするときは豆をまいたら素早く窓を閉めると教わっているので、
「鬼は外」豆まき・さっと窓を閉めるを何回も繰り返します。
私は子供のころ祖母との豆まきが楽しかったのが思い出です。

節分は、旧暦の立春が新年であったため、その前の日に邪気を払う目的で始まったのが由来とされており、現在の大みそかのような日であったといわれています。
節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立てて、それを追い払う儀式。
宮中で節分におこなわれていた「追儺」という鬼払いの儀式が広まったものだそうです。
昔から節分には役を払い新年の幸せを願う行事なのです。
私の修行した道場でも節分に豆をまきました。
豆まきの時に言う文句は、
「福は内、鬼も内」
と言います。
何故なら、福も自分の中にあり、鬼も自分の中にいるからということです。
自分を反省し、良くしましょうということではないかと思います。


涅槃会(ねはんえ)

毎年2月15日は、三大法会の一つ涅槃会(ねはんえ)という お釈迦様の遺徳を偲ぶ法会が営まれます。

お釈迦様が入滅(にゅうめつ)(釈迦の死、高僧の死のこと)され、
涅槃(ねはん)(生死を超えた悟りの世界)に入ったという事で、煩悩や迷いがなくなり、悟りを開いた境地を意味します。

涅槃図とは、お釈迦さまが入滅した時の様子を描いたものです。
お釈迦様が、沙羅双樹(さらそうじゅ)という木の下で亡くなったときの情景を描いたものです。
頭を北にして、西を向き、右手を枕にして寝ています。
お釈迦さまのお姿は、仏教徒の理想の姿として描かれてきました。涅槃図もまた、理想の死の在り方が示されています。

林泉寺の涅槃図

無事(ぶじ)つまらない日がありがたい






「無事」

つまらない日がありがたい

何もないところに、

悟りの境地がある。

人は楽しいこと、うれしいこと、喜びがかんじられることを求めがちです。
だから、「今日は何の変哲もないつまらない一日だった」
などと嘆くことにもなる。
しかし、本当の心の安らぎは、何も求めないこと、何も起こらないこと、にあるのです。
「何の変哲もない日」「つまらない日」にこそ、感謝しましょう。