Home »
掲示板
掲示板
妙珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)
2023年
3月
2日

三月の掲示板
妙珠在掌
(みょうじゅたなごころにあり)
掌の中に、あなたは宝をもっている。
磨けば光るそのたからは、あなたが気づくのを待っている。
「妙珠」とは、「宝物」「貴重なもの」という意味。
地蔵菩薩や如意輪観音菩薩が手に持つ宝珠のことです。
宝物とは、自分の中に眠る大切な資質。
その尊い宝は、すでにあなたの手の中にあると、前後は説いています。
大事な宝は、もう自分の手中にあるのです。
ですから、人の宝をうらやんで自分も同じものを得ようとしたり、人より自分の宝が素晴らしいと虚勢を張ったりしなくても大丈夫。
ただし、どんなに高価な原石も、磨かなければ輝きません。
逆に、磨き続ければ必ず光ります。
まずは、自分の中に宝があるときづくこと。そこからがスタートです。
枡野老師
無事(ぶじ)つまらない日がありがたい
2023年
2月
1日


「無事」
つまらない日がありがたい
何もないところに、
悟りの境地がある。
人は楽しいこと、うれしいこと、喜びがかんじられることを求めがちです。
だから、「今日は何の変哲もないつまらない一日だった」
などと嘆くことにもなる。
しかし、本当の心の安らぎは、何も求めないこと、何も起こらないこと、にあるのです。
「何の変哲もない日」「つまらない日」にこそ、感謝しましょう。
令和五年一月 歳々年々人不同
2023年
1月
1日
歳々年々人不同
(さいさいねんねんひとおなじからず)
「今年の自分」は今年だけ。だから、精いっぱい咲き誇ろう。
誰に遠慮することもなく、
誰に自慢することもなく
花は、毎年、同じ時期に花を咲かせます。
しかし人は、毎年同じというわけにはいきません。
年年歳歳、変化していきます。
また、変化しなければ困ります。
去年の自分と今年の自分。一見大きく変わっていないように見えても、
そこには一年分の月日が流れています。
ですから、納得いく変化を遂げられるよう、今日という一日をいきるのです。
毎年咲く花も、決して去年と同じ花を咲かせているわけではありません。
今年は今年の花を、精一杯咲かせています。
その姿が美しいのです。
あなたも「今年の自分」という花を、
思う存分咲かせてください。
枡野俊明老師
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます!
パソコンのバージョンアップをしたら、ホームページに写真が載らなくなってしまいました。
早く治して写真を載せられるようにしたいと思います。
(さいさいねんねんひとおなじからず)
「今年の自分」は今年だけ。だから、精いっぱい咲き誇ろう。
誰に遠慮することもなく、
誰に自慢することもなく
花は、毎年、同じ時期に花を咲かせます。
しかし人は、毎年同じというわけにはいきません。
年年歳歳、変化していきます。
また、変化しなければ困ります。
去年の自分と今年の自分。一見大きく変わっていないように見えても、
そこには一年分の月日が流れています。
ですから、納得いく変化を遂げられるよう、今日という一日をいきるのです。
毎年咲く花も、決して去年と同じ花を咲かせているわけではありません。
今年は今年の花を、精一杯咲かせています。
その姿が美しいのです。
あなたも「今年の自分」という花を、
思う存分咲かせてください。
枡野俊明老師
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます!
パソコンのバージョンアップをしたら、ホームページに写真が載らなくなってしまいました。
早く治して写真を載せられるようにしたいと思います。
今年歓笑復明年(ことしかんしょうまたみょうねん)
2022年
12月
2日


今年歓笑復明年
(ことしかんしょうまたみょうねん)
「笑顔を一つ増やそう」という次年への思い
今年も喜び笑って過ごしたように、
きたる年も、また、そうありたいものである。
年の瀬は次の年に思いをはせる時期でもあるでしょう。
一年のあいだにはいろいろなことがあります。
笑顔になれることばかりではなかったはずです。
しかし、ともかくも、乗り切って無事に年の瀬をむかえている。
そのことに感謝し、
「来年は今年より笑顔がひとつでも増えるような生き方をしよう」
と心に決める。
そんな禅語です。
秋露白如玉(しゅうろしろきことたまのごとし)
2022年
11月
1日


秋露白如玉
(しゅうろしろきことたまのごとし)
融通無碍も、無我も、根底には本文がある
葉の上に宿る秋の梅雨は、美しい玉のようである。
たなびく風によって、左右に動くさまは、
自由無碍であり、葉の色によって、
緑にも、赤にもなる様子は、無我の境地である。
みずからの人生の儚さを、『露』に喩えたのは、豊臣秀吉でした。
その『露』には、また、融通無碍であり、無我でもある、という側面があります。
人もそのようでありたいものですが、もっと大切なことは、どのような時にも、露であるという本文を失っていないことです。
確たる自分があってこその、融通無碍、無我なのです。
2022年10月1日真観清浄観(しんかんしょうじょうかん)
2022年
10月
1日


真観清浄観
(しんかんしょうじょうかん)
削ぎ落し、削ぎ落す、
そこに清々しさがある
ほんとうの悟りとは、何かを掴み取った状態ではない。
余計なものを削ぎ落したときに、
自ずと表れてくる、清々しい境地である。
禅の考え方の基本は「引き算」です。
物であれば、できるかぎり、手放し、削ぎ落し、捨てていく。
それでも残るものを、必要だとするのです。
思いも同じです。
心に入ってくる思いを、とどめることなく、消えるにまかせる。
そうすることで、周囲の環境も、心のありようも、
シンプルで、清々しいものになるのです。
開門福寿多(もんをひらけばふくじゅおおし)
2022年
9月
1日
令和4年9月

開門福寿多
(もんをひらけばふくじゅおおし)
人間関係も、仕事も、本音が武器になる。
門を開けば、福寿がもたらされる。
自分をあからさまにすれば、
良いことがたくさんある。
人間関係で、相手との距離が縮まった、と感じるのはどんな時でしょう?
相手が本音をのぞかせたときも、それにあたるでしょうか。
それは、関係が深まる契機に、
つまり、よりよい関係になるきっかけになるはず。
仕事でも、本音でぶつかると道が開けます。
いいこと、起こりますね!

開門福寿多
(もんをひらけばふくじゅおおし)
人間関係も、仕事も、本音が武器になる。
門を開けば、福寿がもたらされる。
自分をあからさまにすれば、
良いことがたくさんある。
人間関係で、相手との距離が縮まった、と感じるのはどんな時でしょう?
相手が本音をのぞかせたときも、それにあたるでしょうか。
それは、関係が深まる契機に、
つまり、よりよい関係になるきっかけになるはず。
仕事でも、本音でぶつかると道が開けます。
いいこと、起こりますね!
玲瓏八面起清風(れいろうはちめんせいふうをおこす)
2022年
8月
1日

8月の掲示板
玲瓏八面起清風
(れいろうはちめんせいふうをおこす)
こだわりが、心に”曇り″”陰り”をつくる
四方八方、すべてが透きとおって、
美しく輝いているところには、清風が湧き起こる。
こだわりのない人は、いつもさわやかである。
「腹に一物」という言葉があります。
心の中に思惑やたくらみをひそませている、ということですが、
そのときの心の状態は透き通ってはいませんね。
“一物”にこだわることで、曇りや陰りができてしまう。
それは、必ず、発言やふるまいにあらわれます。
さわやかになんかなれっこない。
腹は空っぽ、心は透明(まっさら)、がいいのです。

鉢に植えてある柿の木です。
昨年、林泉寺に来た柿の木です。
小さいけれど、2つも柿の実がなっています。
秋が楽しみです。
この木はお墓の隅に置いてあります。
修行道場で、春、柿の葉っぱが黄緑で柔らかい時にとって、てんぷらにしたのを思い出して、今年,この木の葉の柔らかい時に少し頂いててんぷらにしてみました。
衣を失敗してしまいましたが、葉っぱは春の味がしました。
桃栗三年柿八年といいますが、この柿の木八年たっているのかもしれない。
とにかく秋が楽しみです。
喜色動乾坤(きしょくけんこんをうごかす))
2022年
7月
1日

喜色乾坤を動かす
(きしょくけんこんをうごかす)
笑顔には人を惹きつけるパワーがある。
喜びにみちあふれている人は、
天地を動かすほどの力がある。
穏やかな笑顔のもとにはたくさんの人が集まる。
周囲に人が自然に集まる、という人がいます。
その人たちに共通しているのは、笑顔を絶やさないということではないでしょうか。
仏頂面や苦虫を?み潰したような表情の人からは、少し距離を置きたいと思いますし、
笑顔の人には近づきたいと思うのが人の気持ちというものです。
この笑顔の“引力”、改めて認識し、実践してください。
随所作主立処皆真(ずいしょにしゅとなればりっしょみなしんなり)
2022年
6月
1日


随処作主立処皆真
(ずいしょにしゅとなればりっしょみなしんなり)
どこだって、自分らしくなれる
どのような状況であっても、
自らが主体的に行動することによって、
そこには心理があらわれ、
自分らしさを表現できる。
人はみんな、他人を羨んだり、自らが置かれた状況に不満を抱いたりすることがあるものです。
そんな思いを引きずったまま物事に挑んでも、期待する結果は得られません。
なぜなら、いま、そこに、“一生懸命な自分”がいないからです。
どんな状況でも、主体的にかかわる。
その姿勢で仕事にも、ものごとにも取り組みましょう。